経営監視Vol.27「7月16日掲示板使用開始。7月20日団交で2022春闘収束を決断」を発行しました。

朝日新聞を調査報道する――

労働組合「朝日新聞再生機構」機関誌
経営監視Vol.27「7月16日掲示板使用開始。7月20日団交で2022春闘収束を決断」を発行しました。

 

 7月5日中労委期日において長期にわたる掲示板等便宜供与問題について和解が成立し、この時に結ばれた協約に基づき、朝日新聞東京本社本館8階に掲示板が設置され、7月16日に使用を開始しました。

 会社と便宜供与問題で協約を結べたのも、数多くのご支援のたまものです。ありがとうございました。

 一方で、2月21日に要求出して以来、3回にわたって会社の回答を求めた春闘要求ですが、この度の団交で収束を決めました。

 当組合の春闘要求の要旨は以下の通りです。

【1】中労委案件の早期円満解決
【2】有期雇用社員の無期転換への道筋の提示
【3】60歳以上の被雇用者の勤務環境や生活状況に関するアンケート実施
【4】新型コロナウイルス感染拡大に対応した部分在宅勤務の要求
【5】ハラスメント相談窓口の公正化の要求

以上の5項目でした。要求【1】については7月5日付の和解で解決しました。残りの4項についてはほぼゼロ回答でしたが、【5】における相談窓口については、第三次回答で「窓口の担当者には男女とも在籍するようにしています」との答えを得ました。また、この件についてこれまで会社のポータルサイトに記載されていなかったため、組合の求めに応じて「窓口には女性も男性も在籍している」旨の記載がなされるようになりました。これにより相談窓口のハードルが多少なりとも下がったと判断し、22年春闘を収束することにしました。

【今後の活動】

 今後組合は労務問題、または労務問題に結びつく経営問題について研修会を開く予定です。
今のところ考えている議題は
・早期退職制度と退職勧奨
・ハラスメント問題(社内、取材現場)
・配置転換にどう向き合うか
などです。ほかにも取り上げてもらいたい問題、あるいは上記の問題で特に掘り下げてほしいことがあれば、ご意見をお寄せください。

以上